年初め恒例の巨大カルタ取りカリキュラムで、いつも感じる事があります。
同じ事を低学年と高学年でやります。
やり方はこうです。
まず、最初の言葉を選びます。
その言葉からガッコウをテーマに考えて、いくつか候補を出して発表させ、最も良い文書を読み札に清書します。
OKを出すと、次は画用紙に下書きし、それを絵やちぎり絵で表現します(๑˃̵ᴗ˂̵)
1人数枚描いて、44枚を完成させるというものです。

皆さん、どちらの方がアイデアが出ると思いますか?
実は低学年の方がポンポン出ます。
理由はいくつか考えられます。

1.プライドが邪魔をする。
高学年になると、下手な文章を書くとバカにされるのでないかと思って、筆が進まない。
2.頭が硬い。
高学年になると遊ぶ時間が少なくなり、勉強ばかりして、柔軟な発想を出す習慣がなくなり、連想ゲームのように思い浮かばなくなる。
3.楽しんでいない。
低学年は遊びとして捉え、目を輝かせ、笑いながら書いているが、高学年は勉強として捉え、顔を強張らせながら、しかめっ面で書いている。
4.実体験が少ない。
高学年だけではないが、ゲーム漬けで能動体験が少ない子はなかなかアイデアが出ない。
明らかに原体験の引き出しが少ない。
5.頻繁に来ない。

楽しんで作成している子の特徴は頻繁に通っている子どもたち。
一方、苦しんでなかなか思いつかない子は平日しか来ない子どもたち。
年数×頻度×ヤル気の問題か?

これら要因を考えると、常に感性は磨き続けなければ錆びてしまうと言うことです。
そのためには、家族みんなで、お絵描き、読み聞かせ、カルタやトランプ、しりとりなど、発想力を鍛える遊びをしてほしいです❣️